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東京都 Y.S様 2017年8月

「今日は貸切だよ。」

そういわれて、8時30分にザンジバル島を離陸したコースタル航空の飛行機は一路、セレンゲッティのコガテンデ飛行場へ。

「お時間がなければ飛行機でコガテンデまで行かれてはいかがですか?」

そのようにF&Kの松岡さんから言われて初めて知ったセレンゲッティの北部。8月は有名なヌーの川渡りが見られるシーズン。
どうやらマラ川という川でその風景が見られるらしいが、そのマラ川といえども、東西に長く、そのどこでみられるのか全く想像がつかない。

知っての通りセレンゲッティのツアーは決して安いものではなく、出来る限り安く、効率よく見られるものをすべて見たい!という観光客丸出しの私たちは、10ヶ月前から調査を開始。いろいろな現地ツアー会社、そして現地のホテルに問い合わせを開始したがなかなか欲しい情報が得られない。一般的にはアリューシャから車でセレンゲッティのセロネラへ行き、2泊ほどの宿泊を伴ったゲームサファリを行って、その後ンゴロンゴロ、マニヤラ湖などを巡るのであるが、せっかく8月の川渡りの時期に行くのだから是非見てみたい。

でも、セロネラからマラ川の一番近いところでも、片道100キロ以上ある....往復200キロ。結構、パンフレットでは、移動しながらゲームサファリを行うと書いてあるが、ホントそんなに移動しながら動物を見るの?とこれまた疑問...その中で松岡さんの行程は一旦セレンゲッティの最北部にあたるコガテンデまで飛行機で移動して、2日間北部に滞在し、その後セレンゲッティ中央部のセロネラへ移動し、ンゴロンゴロを経由してキリマンジャロ空港まで送ってくれる5日間の行程。だから、1日当たりの移動距離を最短に出来、その分動物観察に時間を最大限費やせるというとってもありがたい行程。

コガテンデ飛行場に近づくと、何やら地上にたくさんの黒い粒が...私たちの娘が、「あれ、黒い粒が動いている!」地上に降りてわかったがそれは全てセレンゲッティで有名なヌーだった。なんか、とうとう来たんだなぁという気持ちが高まる。

「お疲れ様でした!」と飛行場には松岡さんとガイド兼ドライバーのロジャーさんが迎えてくれた。なんと、私たちの行程に松岡さんも急遽合流。とっても楽しそうなサファリがスタート。よく見ると駐車場には、トヨタのランドクルーザーとレンジローバーだらけ。「セレンゲッティはこの車ぐらいでないとダメなんですよ」と、松岡さん。飛行場から少し走り始めるとすぐわかった。すんごい、悪路。それだけ、自然のままという事。あっという間にヌーの群れとシマウマに囲まれる。

本当に車の前を横切る。「ヌーは目が悪いんですね、だからまわりを目の良いシマウマが囲っているのです」とロジャーさん。たしかに言われてみるとその通り。ヌーは結構のんきで、車が近付いても避けない。注意して走らないとあっという間に交通事故が起こりそう。

しばらく走っていると川岸に到着。「これがマラ川です」とロジャーさん。3メートル程度の断崖となっており、その下に20メートルぐらいの幅で茶色い水が滔々と流れている。ほとんどが断崖のため、川渡りを行える場所は断崖が崩れた約11か所程度とのこと。その一か所にヌーが集合して、一部が川岸まで進んでいる。じっと待つが、先頭のヌーが水を飲んだ後、また断崖の上へ戻ってしまう。「最初の一頭が行けば続くのですが..」と松岡さん。

しばらく待ってみたが、結局この集団は渡らなかった。その後数か所の川渡りポイントで待つが、川を渡りたそうな群れはいるものの結局は渡らず。そこに突然の無線。ロジャーさんがランドクルーザーを加速!着いて見ると、ヌーの大群が対岸に...あともう少しだった。なかなか、難しい。

一回、テントキャンプへ戻る。そこはマラ・アンダー・キャンバスというこじんまりとしたキャンプ。少し小高い丘にテントが張られていて、近くにヌーやシマウマが歩いているのが見える。テントといえども、日本でいうところのテントではなく、分厚い生地でできたテントで中にはベッドや机、棚、トイレ、シャワー等もあり、ほとんどお家。ベッドに横になり蚊帳越しに見るヌーもたまらない。ヌーと隔てているものはこの蚊帳だけなんだなぁ、と思いながら昼寝。

午後は、4時から再度サファリを行う。帰ってくる車が川渡りを見れたとのこと。期待が高まるが、川渡りは見られない。やっぱり、難しいんだなとしみじみ感じながら1日目が終わる。

2日目は対岸に渡ってみる。早速川岸にヌーの大群を発見。しばらく様子を見るが、動かない。仕方がないので次の場所に。

移動開始後5分程度で無線が入る。ロジャーさん加速!今度はまさにこちら側から対岸に渡るヌーの群れ。家族全員が「すごい!川下り!川下り!」を連呼。いやいや、川渡りだって。でも、そんなの忘れてしまうぐらいの迫力。後でビデオで振り返ってわかったこと。もう、圧巻されてパニックだったんだな。

マラ川はとってもいろんな動物が生息していて、カバやワニもたくさん。他の川渡りを探していると、車が集まっているところが。よく見てみると川の真ん中にヌーが一頭もがいている。ん?胴体になにか...あ、ワニがヌーの胴体をがっちり噛んでいる!ヌーは逃げようとするが、動く度に鮮血が川に流れる。ワニはヌーを溺れさせようとするが、川が思いのほか浅くてそうもいかない。ヌーは一生懸命逃げようとするが、でっかいワニが目を輝かせながら絶対逃がさない様子。

すっかりヌーファンになった娘が「かわいそう...」。でも、ワニだってずっと待っていたんだ、ここで食べられなかったらワニ死んじゃうじゃん。そんな話をしていたら、少しはワニの気持ちもわかったみたい。

後で、またこの場所をロジャーさんが立ち寄ってくれた。全く動かなくなったヌーが川の真ん中に横たわり、その横にワニがじっと見守っている。「ずっとかみついていたから疲れたんだね、ワニ」とロジャーさん。

疲労回復後に彼の夕食になるのだけれど、その前に川で流れないよう見守っている姿がなんかかわいらしかった。

夕方から強めの雨。その中テントキャンプに向かう私たちの前にヌーの群れ。群れがすべて風下に頭を向けて微動だにしない。さっきまで群れの中で自由に草を噛んだり、歩いていたヌーの群れに起こった不思議な静寂。とっても幻想的だった。

3日目、夜間に強く雨が降っていたらしいが、テントが思いのほか雨音を吸収してくれて全く気が付かず熟睡。しかも、生地や屋根がしっかりしているから室内はとってもドライ。

でも、明け方、ヌーやハイエナの声でかみさんが眠れなかったみたい。気になる人は耳栓持参がおすすめ。朝食を取ったあと、松岡さんがもう一度川渡りがみたいとロジャーさんに伝える。

雨上がりで少しひんやりしている朝。無線でやりとりしてるとどうも今日は群れが川岸に近づいていないとのこと。川渡りはとっても気まぐれ。

行程に余裕があってよかった。私たちは川渡りには満足していたので、マラ川からセロネラへ向かう。雨上がりのせいか、道がかなりぬかるんでいる。セロネラの途中で、かなり深いぬかるみ。

ロジャーさんの運転でなんとか捕まらずに進んでいるところでやはり1台がぬかるみに捕まっている。「ぬかるみに捕まったんだ」助けてくれとのこと。

思いのほかぬかるみが深く、レンジャーを呼ぶことにした。サファリの知識が無ければこんな立ち往生もすぐ潜んでいる。無事に、セロネラに到着して大きな猫たち(チーター、ヒョウ、ライオン) をじっくり観察。

ロジャーさんも私たちにBIG5を見せるために朝からずっと走ってくれました。

ホント、ご苦労様でした。

書きたいことはまだまだ尽きないのですが、F&Kさんを選択してホント良かったと思っております。

  • 1. 日本人にとっては、やはり松岡さんの安心度が違います。
  • 2. 他の現地ツアー会社やロッジと調整しましたが、内容に会ったリーズナブルな価格設定だと思います。
  • 3. ドライバー兼ガイドさんの動物を見せたい!という気持ちが半端無いです。朝7時30分開始でキャンプに帰るのが午後5時。体育会系です。でも、キャンプに戻りたいといえば戻ってくれるのでご安心を。

また、一般的な大切なことは

  • A. セレンゲッティの悪路はかなりのものです。同じ道を往復移動することは避けたいです。
  • B. 動物を観察する時間をできる限り取り、移動時間を最短にすることでいろいろな動物に出会えます。
  • C. 双眼鏡、マスク、懐中電灯は必須です。
  • D. テントキャンプはとっても楽しいですが、シャワーで使えるお湯が限られます。最後の宿泊はロッジを指定してお湯をふんだんに使って体洗って帰りたいです。

これ言ってしまうと問題かもしれませんが、ツアーのセレンゲッティってとても高いですよね。

でも、少しの勇気を出して、個人で何とかキリマンジャロ空港まで着いてしまえば後はF&Kの皆さんがサポートしてくれます。タンザニア国内の飛行機の切符、サファリのアレンジをF&Kにお願いしてみたらとっても楽しく、かつ理想にあった予算で夢がかなうかもしれません。

是非、沢山の人に夏のセレンゲッティ北部を楽しんでいただきたいと思います。

最後に、川渡りやBIG5って全員見られるもの?とロジャーさんに質問したら、「見られるWinnerもいるし、見られないLoserもいる。だからゲーム(サファリ)なんだよ」とのこと。

Winnerの手伝いができてよかったとのお別れの言葉にしみちゃいました。

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