1. タンザニア北部サファリツアー
  2. タンザニア南部セルー動物保護区
  3. キリマンジャロ登山・トレッキング
  4. ビーチリゾート

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ツアーに参加いただいたお客様の記録

大阪府 M.M様 2018年3月

アフリカのアートや文化に触れたくて、現地の方とコミュニケーションできる日本語ツアーがあるF&K CULTURAL TOURS AND SAFARISさんにお願いしました。タンザニアのティンガティンガアートも興味があったので、描いている人の話を聞きたいと思いました。私の少ない予算の中で、松岡さんが、ツアーを丁寧に計画して下さり、大満足の旅になりました。

日程 5泊6日(1日目 夕方ホテル着)

2日目
Cultural Heritage Centre(様々なタンザニアの絵画や家具、彫刻鑑賞)
Shanga(障がいのある人達がものづくりをしている工房訪問)
Makumira University(タンザニアの様々な部族の音楽や踊りを伝承している公演鑑賞)
タンザニアのカラフルな布を買って、服を仕立ててもらいました!

3日目
イルキティンガ村中学校訪問、村を散策
昼食はタンザニア料理(青バナナと牛肉のシチュー、採れたてアボガドなど。新鮮美味!)
マーケットにて、ティンガティンガアート鑑賞・購入。本屋さんでマサイの絵本購入
Old Boma Museum ティンガティンガアーティストと交流

4日目
マサイのOldonyo Sambu村訪問 人々の家や暮らし、占い師を訪問。
昼食はヤギのニャマチョマ(新鮮美味、柔らかい)とご飯(肉とベストマッチ!)
マサイマーケット(マサイの靴やビーズ細工、香辛料を買いました)
夕食は街で、ウガリとシチュー、鳥の砂肝と卵炒め、バナナの揚げたもの。(全部絶品!)

5日目
タランギレ国立公園にてサファリ体験
(ライオンやゾウの群れ!大興奮!野生動物を見ながらコーヒーで一服!)

6日目
マーケットで買い物。タンザニア料理の作り方を教えてもらう。午後、帰国。

イルキティンガ村中学校で、子ども達や先生方の話を伺いました。緑溢れる学校で、子ども達の笑顔が印象的で活気がありました。外国人の訪問にたくさん子どもが集まってくれました。職員室は、中央にソファが輪になって置かれていて、みんなで話せる環境があり、教師同士仲が良く、他教科でもお互いに知らないことは教え合います。実験室には、少ない材料で工夫して作ってある精密な理科工作や、生き物の液体標本がありました。これは生徒たちが実際に森で捕まえて標本にしたものでした。日本の都会の個人主義や、「工作キット」で物作り、小さい虫一つで大騒ぎする我々と達う、人が自然と共存する感覚やその為の知恵、力に、感動してしまいました。

マサイのOldonyo Sambu村は、広大で厳しい自然の中で、人々がたくましく生きていました。様々な植物と砂、照り付ける太陽。キリマンジャロ山がきれいに見えます。ガイドでマサイのフレディさんとトーマスさんが、マサイ語やマサイスタイルで、村人と挨拶するのを、私は隣で見ながら真似をして挨拶し、村の人達と、安心して、通訳してもらいながら話せました。山羊を一日に37頭捌く男性や、サボテンの繊維を使ってロープを編む少年や、タイヤを使って靴を作る男性や、色んな職人が働き、活気溢れるマーケットでモノを売ってました。占い師の女性とは、恋愛相談で笑いも起こり、楽しく貴重な経験でした。村の人達は遠い水場を求めて、ポリタンクとロバを率いて強い日差しの下、長距離を歩きます。子ども達はよく働きます。地球温暖化で雨の量は減っています。フレディさんとトーマスさんは、山からパイプを引いて、村で水が手に入りやすいようにしたいと話していました。私はこの村に住む人々の姿から非常に大きな世界観を教えてもらいました。一方日本など工業国による温暖化で彼らをさらに厳しい状況にしていることも実感しました。この村の為に何かしたいと思いました。

Makumira Universityで出会った、タンザニアのアート学校で学んだ青年は、油彩で描いた心象表現の抽象画を見せてくれました。
一方で、ティンガティンガアーティスト達は、主に親や祖父がティンガティンガアーティストで、その技術を小さい時から受け継ぎ、生業にしている方が多かったです。女性もいました。生活の為に描いているけれど、皆、描くのが好きだと話し、アトリエには、売るために描いたものもあれば、自身の興味で描かれたものもありました。形式が決まっているものより、自分でイメージして描く方が難しく面白いと話されていました。少ない材料にも関わらず、一人で多くのバリエーションに挑戦して、多彩な技術を持った方が多かったです。機会があれば、ティンガティンガスタイルを超えてさらに進化した創作をしそうな方ばかりでしたが、その機会がなかなか無さそうなのが、惜しい気もしました。

日本では西洋絵画の影響を受けて、モナリザに見られる空気遠近法や一転透視図法を、美術で教えたりします。タンザニアの建物がない広大な大地や、マサイの人を始めとする驚異的な視力の良さの中で、そのような技術はリアリティを持たないように感じました。例えば小さな紙に風景画のような絵を遠近法で描くことのリアリティが、全く感じられませんでした。絵に再現できないほど自然が圧倒的で広大な感じがしたし、特にOldonyo Sambu村の人々が持っている感覚や感性は、私には想像できません。仕事や手伝いに忙しく、ものを創造する時間や余裕は無いかもしれません。でも色んなイマジネーションや感性が生活の中に隠れている気がしました。また、女性の服装やマサイシュカ、ビーズ装飾に見られる多彩な模様やビビットな色合い、太鼓の音、複雑なダンスのリズム、カウベルの音は、広大な大地で生きる暮らしの中に非常に映えていました。

松岡さんやタンザニア人のガイドさん達が、非常に丁寧に、私が安心して現地の人達と交流できるような機会を作って下さったので、短い期間でしたが、私自身心をオープンにして旅することが出来ました。タンザニアの方々が温かかったお陰でもあります。日本の都会では得られない、人間の強さや知恵、大きさを教えてもらった旅でした。自分の足元を見つめなおす旅でもありました。もっともっと学びたいので、必ずまた伺います。

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現地の日本人スタッフが丁寧にご対応します。